STELLAR CREATE / SERVICE DESIGN — DRAWING SET

保守サポートサービス設計
現在地図 SHT-202607

2026-07-04のヒアリングで、サービスの前提が三つ動いた。この図面一式は、何が動き、いま何を議論していて、次に何を決めるのかを一望するためのもの。

案件保守サポートサービスのサービス設計
日付2026-07-04
状態検討事項 01「背骨の確認」を議論中
出典01_ヒアリング記録/02_検討事項の整理
図-01

前提の転回 — 何が動いたか

当初はv1骨子(建設・外構特化、月1〜2万の入口→3〜5万の主力という階段)の具体化から始める予定だった。しかしヒアリングで三つの前提が動き、背骨そのものが置き換わった。

FIG.01 — 三つの前提が動き、背骨が置き換わった

EVIDENCE ①

職歴が証明している形

MirrorFit・ポートリッチ・アイザックはいずれも準委任の長期プロダクト開発支援。Nijiboxでは機能の優先順位づけ。大型案件(料金所シフト管理)は要件定義まで。苦手なのは開発ではなく、スコープ・納期・品質を先に全部約束する大型請負。

EVIDENCE ②

価格帯が客層を決める

月5〜10万円は「壊さない保守」ではなく「成果を出す運用」を期待される帯。ターゲットは放置層ではなく、本気だが手が回らない層に自動的にシフトする。v1の入口1〜2万という階段は、この価格観と合わない。

EVIDENCE ③

建設業はMirrorFitと違う

MirrorFitはWebプロダクトという資産を持ち、それを良くする手を買っている。建設会社にはその資産がない。買いたいのは受注と信用という商売の結果。伴走の形をそのまま持ち込んでも、良くし続ける対象物が存在しない。

図-02

統合仮説の構造 — プロダクトを持ち込む伴走

対象物がないなら、こちらが持ち込む。202606の建設業事例掲載SaaS構想を「単体SaaS」ではなく「本サービスの中核エンジン」として再接続した。佐々木さんの開発力は月次の提供物から外れ、プロダクトを作り込む側に回る。

FIG.02 — 改善が1社ではなく全顧客に効く。MirrorFit型より複利が効く構造

属人性が外れる

品質がプロダクトと運用プレイブックに埋まる。正社員1人目や業務委託でも同じ品質で回せて、社数が増えても破綻しない。

価格の根拠が立つ

ツール+運用代行+改善伴走のパッケージなら、単なる保守の相場(月1〜2万)を超えて月5〜10万円が説明できる。

適性が保存される

「動いているシステムを長期に良くし続ける」働き方はそのまま。対象が他社プロダクトから自社プロダクト×N社に変わるだけ。

図-03

検討事項の現在地 — 10項目

上から順に決める。1〜3で背骨を固めてから、4以降を束ねて設計に落とす。決まったものは02_検討事項の整理.mdに結論を追記していく。

議論中 未決 方向感あり 未着手
  1. いまここ 背骨の確認 議論中

    「プロダクトを持ち込む伴走」を背骨にするか。プロダクト先行投資の重さと、佐々木さんが開発に潜って営業が止まるリスクをどう扱うかが論点。

    卓上にある提案はコンシェルジュMVP。売り物は最初から「事例エンジン+運用伴走」として語るが、初期の数社は裏側を手作業+AIワークフローで回す。管理画面もウィジェットも最初は作らず、顧客から見える体験(毎月事例が増える・レポートが届く)だけ先に成立させ、繰り返し発生した作業から順にプロダクト化する。先行投資ほぼゼロ、プロダクトは想像ではなく実作業の固化として作れる。

    確認事項 — 佐々木さんへの問い

    一、「先に売って、裏は手作業、繰り返しをプロダクト化」という立ち上げ方に乗れるか。

    二、営業の説得力や自分のモチベーションのために、最低限の見せられるプロダクト(デモ画面レベル)を先に作っておきたい気持ちはあるか。

  2. ターゲットセグメント 未決 建設業のどこか。外構・エクステリア(実績あり)、リフォーム、注文住宅工務店、専門工事業、全般。月5〜10万円を払える会社の規模感(従業員数・年商・Webの状態)もここで決める。
  3. 提供内容の型 未決 月5〜10万円で顧客が買うものは何か。成果を売る(問い合わせ増のパートナー)/安心を売る(Web何でも係)/定型メニューを売る(事例○本+レポート)の配合。担当者に必要なスキルとSLAの重さがここで決まる。
  4. 月次メニューの具体 未着手 毎月何を納品・実施するか。事例記事の本数、レポートの中身、改善提案の頻度、定例の有無。工程ごとに非属人で回るかを判定する。
  5. 料金・プラン構成 未着手 5〜10万円の帯に段階を作るか単一か。入口(無料診断・初期費用)の置き方。v1の階段(1〜2万入口)は価格観と合わないため作り直し。
  6. プロダクト投資の設計 未着手 事例エンジンのMVPをどこに置くか。SaaS構想の第一・第二層(管理画面+自社HP連携)をどこまで作ってから売るか、コンシェルジュMVPで先に売るか。検討01の結論と直結。
  7. 体制設計 未着手 正社員1人目のスキルプロファイル、業務委託に切り出す工程、佐々木さんの役割定義。何社で1人が埋まるかの工数モデル。
  8. 対応範囲・SLA 未着手 どこまでやる/やらない、対応時間、緊急対応、契約期間と解約条件。「安心を売る」成分を入れるほど線引きが命になる。
  9. 既存検討との統合 方向感あり 運用保守営業(リサーチ4本+v1骨子)、事例SaaS、AI駆動Web制作パッケージとの関係を一枚に。事例SaaSは単体SaaSではなく本サービスの中核エンジンとして位置づけ直す方向。
  10. GTMとの接続 未着手 ターゲットが放置層から「本気だが手が回らない層」に変わったため訴求は作り直し。本フォルダでは一言ポジショニングまでを扱い、スクリプト化はテレアポ戦略側に渡す。
図-04

完成物への道 — 何が揃えば終わりか

このサービス設計の完成物は四つ。それぞれ、どの検討事項が固まれば書けるかを対応づけてある。

料金表・プラン表

← 検討 03・04・05

プランごとの月額・提供内容・線引きが一枚で見える状態。

提供フローの設計

← 検討 04・06・07

契約〜据え付け〜月次運用〜レビューの流れと、各工程の担い手。

対応範囲・SLA

← 検討 08

やる/やらない、対応時間、緊急対応、契約期間と解約の線引き。

顧客向け説明資料

← 検討 01〜05

営業でそのまま見せられるサービス紹介。背骨が固まれば書ける。

進め方:01 背骨 → 02 ターゲット → 03 提供の型 の順で幹から決める。4以降は幹が決まれば束ねて設計に落とせる。